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親子で学ぼう!女川の今

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県牡鹿郡女川町。その「今」について学ぶ「親子で学ぼう!女川の今」(主催:石巻日日新聞社、11月4日開催)に26人の子どもたちと保護者が参加した。企画した石巻日日新聞社の小暮 広行さんは「東日本大震災で最も被害が大きかった場所のひとつである女川町がどんなまちづくりをして、どう復旧・復興しているのか、実際に来て体感してほしい」と話す。
※右写真:女川原子力発電所原子力PRセンター……女川原子力発電所では現在、原子炉前に高さ29メートル長さ800メートルの防波堤を作っている。

最初の魚市場は、昭和4年に完成した。平成23年、東日本大震災で大きな被害にあったが、地元の人々の強い願いにより、仮設の魚市場が作られた。そして、平成28年、ようやく新しい魚市場が完成した。
女川魚市場はさんまと養殖の銀鮭(みやぎサーモン)を主に扱っている。特に、さんまの目利きが多いことで有名なので、たくさんの船が女川港にやってくる。平成20年の水揚げ金額は約100億円。震災の影響で平成24年には43億円代まで下がってしまったが、平成29年には80億円代に回復した。
日本はエネルギー資源が少なく、ほとんどを外国から輸入している。エネルギー自給率はたった8%だ。エネルギー資源には、石油、石炭、天然ガス、ウランなどがある。石油は、主に中東から買っているが、あと53年ぐらいしかもたないそうだ。石油による発電は二酸化炭素を出す。二酸化炭素は地球温暖化の原因になるので、気候が変わり、生物が生きていく環境を変えてしまう。二酸化炭素を出さない方法には、水力発電、太陽光発電、原子力発電、地熱発電、風力発電などがある。でも、太陽光や風力は、天気に左右されるから、安定して電気をつくることができない。原子力発電も二酸化炭素を出さないが、原料になるウランはあと99年しかもたないと予測されている。  このままだと地球温暖化がますます悪化して人間がいずれ地球からいなくなってしまうかもしれない。エネルギーの問題について、今、私たちはもっと一生懸命考えなければならない。
原子力PRセンターは、身近なことから世界のエネルギー問題まで、原子力発電のしくみなどについてくわしく説明してくれるだけなく、毎年恒例の東北電力絵画コンクール「想像の海の生き物たち〜海にいたらいいなと思う生き物たちを描こう!〜」の展示発表も行われる。今回参加した小学3年生の長坂良夢さんは、入選した自分の作品を見つけ、「やったー!と思いました」と話す。お母さんとおばあちゃんに見てもらえてうれしそうだった。

 

◀あいにくこの日は休場だったが、平日は右のガラス面の下に、にぎやかなせり風景が広がる。見学スペースは船のイメージでデザインされた。

 

 

 

女川原子力PRセンター
 宮城県牡鹿郡女川町
塚浜字前田123
 0225-53-3410
 9:30~16:30
 毎月第3月曜日(祝日の場合翌日)、年末年始


女川魚市場
 宮城県牡鹿郡
女川町宮ヶ崎字川尻35
 0225-54-2111

【取材・文】櫻井 乙姫(矢本東小学校5年生)