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防災について考える いつ来るかわからない地震に備えて

2018年7月、台風12号の被害にあったトウモロコシ畑の巨大迷路。夏の名物スポットが全滅した

日本は自然災害が多いところだ。今年、西日本では豪雨による大きな災害もあった。静岡県にはどんな災害があるのか、防災はどのようにしているのか聞いてみた。

◆井口 直哉さん
(株式会社酪農王国勤務)
函南町がある丹那盆地には丹那断層がある。昭和5年(1930年)の北伊豆地震で、山が2mほどずれた。断層には木や草が生えていてわかりにくいが、断層の上にある火雷神社は、鳥居と階段の間がずれていて、あとの時代の人に断層のことが伝わるようになっている。井口さんは函南町のとなりにある三島市で生まれ育った。40年ぐらい前からすでに、この辺りの学校では防災頭巾を自分の椅子の座布団にしているそうだ。三島市には海がないけれど、隣の沼津市は海のすぐそばだから津波が起こってもおかしくない。「地震が起きる、起きる、と長い間言われています。備えを続けるのはとても大変です」と井口さん。三島市では、大丈夫な家は黄色のハンカチを外から見えるところに結んで安全を伝える習慣があるそうだ。

◆ 香月 菜穂子さん
(沼津商業高校教諭)
◆ 小山 葵奈さん
(沼津商業高校3年生)
「気にしているのは地震です」と香月さん。ふたりは7月に石巻市を視察した。「非常食、防災グッズを準備していますが、石巻に行ってみて、準備し直しました」と小山さん。平成元年に伊豆半島東方沖で起きた地震で、海底噴火があり、1週間ほど震度3から4の地震が続いたことがあったことを香月さんはとてもよく覚えている。「このまま山まで噴火してしまうのではないかと心配になりました。でも、静岡が好きだから、住み続けていくためにはどうしたらいいかと考えています」。

【取材・文】小俣 渓志郎(大曲小学校5年生)、酒井 圭佑(石巻小学校6年生)、丹野 里奈(石巻中学校1年生)