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夢をもつことは大切だ|努力して失敗してもあきらめないこと

台湾でのサッカー教室の様子。写真提供:HONDA-ESTILIO

 プロサッカー選手、本田圭佑さんは、東日本大震災の復興支援のために集めたお金で、石巻の子どもたちに「ホンダファミリアフットサルコート石巻」をプレゼントしてくれた。震災で、サッカーをする場所がなくなった子どもたちにとってそれはとてもうれしいことだった。今も多くの子どもたちが、このコートでサッカーを楽しんでいる。どうしてフットサルコートを作ってくれたのか知りたくて、本田さんに手紙を書いた。
本田圭佑選手へ
 こんにちは。ぼくの名前は本田選手と同じ「圭佑」です。毎週金曜日には、ホンダファミリアフットサルコートで練習しています。
 ぼくは、幼稚園のころから石巻日日こども新聞で記者をしています。本田選手の取材をしたいのでお手紙を書くことにしました。質問に入ります。
■どうして石巻にホンダファミリアフットサルコートを作ってくれたのですか?
■東日本大震災の時はどこにいましたか?
■小さい時の夢は何ですか?今の夢は何ですか?
■初めてサッカーボールにさわったのは何才の時ですか?
■尊敬する選手は誰ですか?
 最後に、石巻のサッカー少年少女に一言お願いします。
本田選手からのお返事を待っています。
石巻日日こども新聞 記者
釜サッカースポーツ少年団
FC FORZA
石巻小学校4年生
酒井圭佑
   ・ ・ ・
6月のある日、本田さんから返事が届いた。
 本田さんは、東日本大震災の時は、ロシアのモスクワにいた。津波の被害でサッカーをする環境が不足していたから、サッカーを通じて貢献できることはピッチを作ることだと思ったそうだ。子どものころは、フランスのジダンが好きだった。小さいころから、世界一のサッカー選手になること、そして家族を幸せにすることが夢だった。でも、どちらもまだ道半ばだと思っている。
 初めてサッカーボールにさわったのは、4才くらいの時。それから、夢に向かって、ずっと進んできた。やりたいことにとことん夢中になることが大事、そして、自分の行動に責任を持つことを子どもたちに伝えたいと言う。夢を叶えるためには、常に努力すること、失敗してもあきらめず、継続すればどんな壁だって乗り越えられる、と信じている。そして最後に、「いつかどこかで会いましょう。」と書いてあった。
 本田さんは、「世界の子どもたちに夢を持つことの大切さを伝えたい」と、サッカースクールやキャンプを行っている。スクールは国内に64カ所あり、約3500人の子どもたちがサッカーを学んでいる。キャンプは、これまで9カ国16カ所で行われた。プロリーグがない台湾でもたくさんの子どもたちが参加した。いつか台湾にプロリーグができるようサッカーを盛んにしていきたい、と本田さんは考えている。また、国連財団の「グローバル・アドボケイト・フォー・ユース(Global Advocate for Youth、青少年のための国際的支援者)」として、世界中の子どもたちを応援している。

本田圭佑様
 お返事をありがとうございました。石巻の少年少女にすばらしいフットサルコートをありがとうございます。本田さんのように夢をつたえられる人になりたいです。 酒井圭佑

【取材・文】酒井圭佑(石巻小学校4年生)