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夢を乗せて走るスクールバス

(左から)木村記者、梶原さん、大嶋記者

スクールバスと言えば、普通は同じ学校の学生たちが家の近くや駅などで乗って、学校に着いたらおります。でも、石巻市が運行している西部線のバスには、いろいろな学校の小中学生たちが、いろいろなバス停から乗ってきて、いろいろなバス停でおりることになっているのです。それは、震災で家を失くして、仮設住宅に住むことになったり、引っ越したりしなければならなくて、学校から遠いところに住まなければならない子どもたちがいるから。スクールバスの添乗員梶原ひろみさんにお話を聞きました。
 ■どうしてスクールバスが出ることになったのですか?
 被災して、学校から遠い仮設住宅や、学区外に暮らすことになってしまった子どもたちが学校に安全に投稿できるように市が出すことになりました。
 ■スクールバスが回る範囲はどれくらいですか?
 1周は1時間とちょっとです。朝は1周、午後は3周回ります。
 ■停留所は何か所ありますか?
 私が担当している路線は11か所です。路線によってちがいます。
 ■スクールバスには1人に何人ぐらいが乗りますか?
 1日だいたい15人~30人ぐらいで、毎日人数はバラバラです。
 ■どうして、スクールバスの添乗員になろうと思ったのですが?
 避難所の運営補助に関わる仕事をした時に、皆と触れ合う楽しさを知って、スクールバスの添乗員に挑戦してみようと思いました。
 ■困ったことはありましたか?
 道路が渋滞の時は、子どもたちが学校に遅刻しないで登校できるか心配になります。
 ■大変ではありませんか?
 バスの1本目が7時15分なので、起きるのが朝5時ごろ。早起きが少しつらいです。よふかしできなくなりましたね。
 ■約4か月間たちました。どういう気持ですが?
 4月ごろは緊張した子どもたちが、だんだん笑顔になってきて、話しかけてくれるようになりました。最初はこちらからあいさつをしても、緊張してか、おりる停留場しか言わない子どもたちがいましたが、このごろは「おはようございます。中央三丁目までお願いします。今日遠足なんだよ」などと話をしてくれるようになってきてうれしく思っています。

 ■こども記者
 2学期も始まりました。また、スクールバスが走るようになりますね。私は、梶原さんにこれからもスクールバスでお世話になります。バスの時間に遅刻しないようにしますので、これからもよろしくおねがいします。(木村ひな子)

 たくさんの学校の子どもたちの通学を見守ってくれていてすごいと思います。これからも朝が早くてつらいときもあるでしょうが、体に気をつけてがんばってください。(大嶋加津)

取材・文:大嶋 加津(門脇中学校1年生)、木村 ひな子(門脇中学校1年生)