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日本で頑張るお母さん

日本で頑張るお母さん

 震災前、石巻にはおよそ800人の外国人が住んでいて、震災後はだいぶ減ったそうだ。石巻に嫁いだ女性が200人ぐらいいると聞き、15年以上日本に住む外国人お母さんである、中国人の畢麗君さんと、台湾人の杉山美恵さんにインタビューした。
 畢さんと杉山さんも参加している「ハッピーママの会」は、石巻に住む外国人お母さんたちの居場所づくりとして、お互いに支え合って、日本で楽しい毎日過ごそうということで立ち上がった会だ。この会は不定期に開催されており毎回いろいろな国の人が集まるそうだ。一緒にお茶を飲んで、悩みを相談し合ったり、時には時刻の文化をお互いに紹介し合ったりもしているという。
 外国人お母さんたちが日本で困っていることはたくさんある。その中の1つとしてお弁当作りがあげられた。出身国では、日本のようにお弁当を作る文化がない。日本のお母さんたちが作る、キャラ弁など彩りをいしきした かわいいものですごいと言う。
 2人の出身国と日本では「お父さんの存在」が違うとい言う。台湾の男性は梶を身につけることが当たり前で、小さい頃から家事に協力的。家事ができないと彼女もできないといわれているそうだ。
 日常生活において9割は日本式で残りの1割は台湾式を貫いているところがあるという杉山さん。自分には台湾人として譲れないことも時にはある。子どもたちには「お母さんが外国人であるということを忘れないでほしい」と杉山さんは思っている。一方で、畢さんは、ほとんど中国式になっていまうという。お子さんには小さいころから中国語を教えていて、何らかの形で将来に役立てて欲しいと願っている。普段の会話でもときどき中国語を口にするときがあるという。
 来年2月に開催される「石巻に恋しちゃった」(主催:石巻復興支援ネットワーク)というイベントに参加する予定だ。外国人お母さんたちは「家庭料理で世界一周」と題したコーナーを担当することになっている。お料理の提供はもちろん、実際に作る体験をすることもできるそうだ。作り方を実際に見ることで文化の違いなども体験できる。
 また、今後、石巻市に住む外国人として小学校で出前講座を行う計画もある。週間や言葉、食べ物などを通じて、「外国にもこんないいことがあると知ってほしい」と話していた。

取材・文:齋藤 桃香(蛇田中学校3年生)