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みらいの金華山 第十五回

みらいの金華山

 「海の幸食べ放題を満喫したから、恩人にすぐに会える気がするぞ!」とサルキ。「金華山にもう少しで着くよ!」とサトルが言うと「あと5分で金華山駅〜金華山駅〜」とアナウンスが鳴った。
 「聞いたか!やっと恩人に会えるぞー!!」とサルキがうれしさのあまり大声を出してブレイクダンスをしていると車掌におこられた。「列車がこわれてしまうのでもっと静かに喜んでください。ダンスするならこんな感じの…」と言い、指をならすと、床から銀色のポールが出てきた。そして、音楽が流れ車掌がポールダンスをおどり始めた。キレッキレにおどる車掌。「実はわたし、若いころサルダンス大会ポールダンス部門で最優秀賞をとったことがあるんですよ!」
 そうこうしているうちにあっと言う間に金華山に到着。2匹は急いで列車からおりた。「やっと到着したね。」とサトルが声をかけるが、サルキは1匹で行ってしまった。「ちょっと待ってよ!」とサトルがダッシュで追いかける。
 サトルがやっと思いで追いつくと、サルキは歴代2500匹のボスザルの写真と名前、好きな食べものなどの情報が書かれているボスザルボードを涙を流しながら見ている。「どうしたんだ?」とサトルが聞くと、「やはりあの方は偉大だったんだ…」とサルキが声をつまらせた。「何代目のボスザル?」とサトル。「あの方は、君をふくむ今までのボスザル2500匹の中でも最も多くの伝説を残した2496代目。その名は…」

【文】小野愛和(青葉中学校2年生)
【絵】酒井圭佑(石巻小学校5年生)