記事詳細

雄勝診療所の 小倉健一郎先生

一番好きな雄勝の幸は「わかめ」「かわいく咲くから梅の花が好き」

 小倉健一郎さんは石巻市中浦に住んでいる。中浦地区は、津波で被災したところ。雄勝までは遠いので、毎日、車で通う。
 震災の前は神戸に住んでいた。なにかできることはないかと思って、宮城県にたずねたところ、雄勝に病院がないことを知った。雄勝の人たちが困っていたので雄勝に来ることにした。雄勝に来た時、「風光明媚なところだ、でも、今は何もない。そして、雄勝の人はすごく温かい」と思ったそうだ。雄勝の風景が大好き。特に、雀島からみた景色が大好きだ。
 小倉さんは、雄勝病院が津波で使えなくなったので、雄勝診療所を作った。知らない土地で診療所を作ることは大変だった。専門は整形外科と内科。小倉さんが医師になったのは、人のためになる仕事で、定年がないからだそうだ。どこにいても働けるので、医師になってよかったと思っている。
 雄勝診療所は朝八時半から夕方五時までやっている。お昼休みは12時から午後1時まで。平日開いていて、土曜日と休日はお休みだ。小倉さんは、毎日だいたい8時間半働いている。小倉さんの他に看護師が5人、事務局長が1人、合計7人が働いている。一日に、20人ぐらいの患者が来る。ほとんどが雄勝に住んでいる人。飯野川、入釜谷、桃生に住んでいる人も時々来る。
 小倉さんは、これから雄勝に木を植えて、町をきれいにしたいと思っている。石巻の子どもたちに「石巻を発展させるためにがんばってもらいたい」と言っていた。

取材・文:こども記者@雄勝アカデミー一同
写真:千葉 拓人(東松島高校2年生)