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アメリカからもらったビッグな思い出

初めて海外で過ごした6日間

 

中学3年のとき参加した英語弁論大会で、私は最優秀賞とテイラー・アンダーソン賞をいただきました。そのご縁で、今回テイラー・アンダーソンさんの故郷リッチモンドでのホームステイに参加できることになりました。テイラー・アンダーソン記念基金のみなさまに感謝を申し上げます。

《1日目》空港到着。手作りの大きなウェルカムボードを掲げてホストファミリーが迎えてくれた。その瞬間、不安が消えた。家はとにかく大きい!家の中でも靴を履くことは知っていたが、体験してみると少し変な感じ。夕食では皿からはみ出るほど大きなピザ!さすがアメリカ。

《2日目》今日はブランチにすると言われ、「ブ、ブランチ?」ととまどっていると、朝食と昼食を同時に取ることだと教えてもらう。ドーナツは手のひらに収まらない大きさ。これがブランチと思いきや、デザート。私が普段食べる量はここではかなり少ないようだ。夕方から、ホストファミリー宅でプールパーティー。プールは学校にあるような大きさですごく深い。その家で飼っている犬も一緒に泳いだ。楽しかった。

《3日目》リッチモンド最後の日。車で向かったのはマーケット。多くの人たちが花束を購入していた。特別な日に買うもののイメージがあったので、日常的にお花を渡す文化はいいなと思う。そして美術館へ。入館料が無料。写真も許可されていて、大きな荷物は取りに来て預かってくれるし、文化が身近な環境。素敵で羨ましい。

《4日目》今日からワシントン!日本に住んだことがあるお宅でたくさんの日本グッズが。その後、ショッピングモールへ。本屋が一番大きくて子どもからお年寄りまで人がたくさん。他のメンバーと合流し、海軍アカデミースクールに。家や教会、レストランがあり一つの町のよう。訓練用プールや体育館など、またしても桁違いの広さ。帰り道立ち寄った海沿いの街ではストリートミュージシャンに人だかり。音楽文化への優しさを感じた。

《5日目》市内観光。キング牧師の記念碑はかなり首を曲げて上を見ないと牧師の顔が見られないほど大きな石碑で圧倒される。リンカーン記念館、ホワイトハウス、スミソニアン博物館、国立自然史博物館にも行った。どこも一切入場料はかからない。素晴らしい。

《6日目》最終日。早朝空港へ。日本語で「ありがとう」と言いあった。アメリカで過ごしてみて、英語のラフな感じがすごくいいと思った。同時に、日本語の丁寧に気持ちを伝える感じもすごく素敵だということにも気づくことができた。

【取材・文】
齋藤 小枝(石巻好文館高校1年生)

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