私が通うグリネル大学の魅力はリベラル・アーツ・カレッジであること。そして、もう一つの魅力は「多様性」だ。人種・国籍・性別の違いだけではなく、考え方や行動など「違い」のこと。学生は十人十色で、誰と話しても刺激を受け、新しい考え方に日々学ぶことがたくさんある。学生の約20%がインター生(アメリカの外から来る生徒)、80%がアメリカ人で、アメリカの大学の中でもインター生が多いことで知られている。45カ国から学生が集まり、アメリカ国籍の学生の中にも様々な人種がいる。グリネル大学では、文化の違いがとても重宝されていて、様々な文化イベントが開催される。11月に「ディワーリー」というお祭りが開催される。「ディワーリー」とは別名「光のフェスティバル」。インドのヒンドゥー教のお祭りだが、ここでは南アジアの学生たちが、ボリウッド音楽とともに、ダンスや歌を披露する。インター生の中で、中国人とインド人の次に多いのが日本人。全学年合わせて約30人。日本人はとても仲が良く、学年に関係なく一緒に勉強したり食事したりしている。春には日本の「春祭り」が開催される。手まり寿司を作ったり、太鼓のパフォーマンスをしたり、書道のコーナーを設けたりするので、たくさんの学生が日本文化を体験しに来る。日本のすばらしい文化を知ってもらうために、今年も頑張りたい。
福島文遥