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ポケふたと震災遺構

復興が進む石巻

 

この企画では東日本大震災で被災した宮城県沿岸部15市町にあるポケモンのマンホールと震災遺構についてレポートします。

 

忘れてはいけない事実を伝える大川小

 

2011年3月11日の東日本大震災で甚大な被害を受け閉校し震災遺構として保存が決まった旧大川小学校校舎。大川小学校は児童74人(うち4人は行方不明)と当時学校にいた教職員11人のうち10人が犠牲になった。

校舎は山に向かってたっており、海のある方向には山があり川からくることは想像できない。大川小学校を襲った津波は8・6mの高さで地震発生から51分の速さで到達した。くずれた渡り廊下や鉄筋むき出しのプールなどから津波の強さを感じることができる。

 

田代島の猫神社にいる猫神様はニャービーかも!?

 

石巻市のポケふたには、宮城県応援ポケモンの「ラプラス」と、ひねこポケモン「ニャービー」、ばけねこポケモン「ニャース」、こねこポケモン「エネコ」、そして、ねこかぶりポケモン「ニャルマー」が描かれている。猫が4匹だ。

むかし、石巻にある田代島の漁師が漁で網を設置するための重りにする石を取るとき、崩れた石が猫に当たり死んでしまった。漁師はかわいそうに思い、ていねいに葬ったところ、大漁が続き、海の事故がなくなった。その猫は猫神様となり島で大切にされたそうだ。

石巻のポケふたのまんなかにいる「ニャービー」は、進化してどんどん強くなるポケモンだ。最初は毛玉を燃やし、相手を攻撃する。強くなって、ネックレスに火をためる。そして、もっと強くなって火のベルトを持つ。石巻のポケふたは、ニャービーがみんなを守り、みんなは平和に暮らしているように見える。

このポケふたは石巻市役所のすぐとなりにある。

 

 


▲旧大川小学校校舎正門側

 


▲校舎裏手からはプールと落ちた渡り廊下が見える

 

 

石巻市
人口
139,839人(2021年5月13日現在)
東日本大震災による人的被害
3,971人(2021年3月5日現在)

 

取材・文・写真
阿部 壮汰
(渡波小学校3年生)
阿部 匠之介
(渡波中学校2年生)校舎裏手からはプールと落ちた渡り廊下が見える

 

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