時には失敗も!
化学の世界
6月15日、22日、29日、石巻工業高校(石巻市貞山)でみやぎ県民大学高等学校開放講座「化学の世界」が行われ、13人が参加した。同校教員で講師の遠藤 一太郎さんは「化学に興味をもち、楽しいと思ってほしいです」と話す。参加者は化学の力を利用して、セラミックやプラスチックを作ったり、光触媒の働きを見たり、電子顕微鏡でミクロの世界を観察したりした。
色をつける実験では、どうして色ができるのかを学び、薬品を化学反応させ、オレンジ色の染料「オレンジI」を作った。できた染料で、ひも、リボン、ナイロン袋などを染める実験も行った。香りをつくる実験では、2種類のエステルを合成させると湿布のにおいになった。
参加した鹿又小学校3年生の佐々木 佑馬さんは「電子顕微鏡でアリの体を見てみたら、たくさん毛がはえていたのでびっくりしました」と話す。参加した保護者の上田 邦恵さんは「いろいろなことを経験して将来につなげてほしいです。楽しみです」と話していた。
【取材・文】
千葉 ふうな(大街道小学校5年生)