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普通でいられることの幸せ

石巻出身 ムエタイ選手 倉持天一夢の世界武者修行

 

タイでは6月中旬に外出禁止令が解除され、商店や会社が通常に戻りました。今、新型コロナウイルスの感染者はほぼいません。学校も、自宅でタブレットの授業から、教室での普通の授業に戻りました。ムエタイジムも通常通りに戻りましたが、海外からの練習生や選手が、まだ、タイに入れません。
ぼくはタイの学校に通っているので、再入国はできますが、PCR検査や、手続きに時間がかかるので、日本に帰らずバンコクにいます。でも、相手がいないと、スパーリング(試合と同じに1ラウンド3分、5ラウンドくらい戦う練習)ができません。ちょっと物足りない感じですが、汗をかいて、練習が終われば爽快です。外出制限があったときは、部屋での筋トレや走ることしかできなかったので、普通が一番です。
普通に学校に行って、普通にジムに行って、普通に友達と笑ったり、普通に街を歩いたり、普通でいられることが幸せなんだな、と深く考えさせられました。そして、早く日本に帰って牛タン麦飯、テールスープが食べたいです。


▲友人のPoくん(写真右)は、4歳でサッカーを始め、プロ選手のお兄さんと一緒にチームで練習する実力。将来は日本でプロ選手になるために頑張っています。

【文】
倉持 天一夢(Traill International School 2年生)

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