記事詳細

【Tudo Bem? お元気ですか?】第3回

明るい魚屋さん

 家の近くで、週に1回、朝から昼にかけて「feira” (フェイラ)」が開かれる。 「フェイラ」はポルトガル語で「市場」という意味。路上に屋台が立ち、野菜、果物、肉、魚、日用品などさまざまなものを買うことができる。リンゴ、オレンジ、きゅうり、トマトなど日本でもおなじみの野菜や果物から、パパイヤ、パッションフルーツ、パウミート(※)、マンジョカなどのブラジル特有のもの、魚類も豊富で、マグロ、サーモン、エビなどだけでなく、サメやアンショーバなど、サンパウロでよく食卓にのぼる魚も見られる。日本人の駐在員が多いことから、お店の人は魚の種類や部位などを日本語で説明してくれる。魚をさばく場所が屋台の後ろにあり、選んだ魚の調理法を伝えると食べやすいようにさばいてくれる。ブラジルでも刺身はとても人気だ。
 今日、私たちが買ったのは、カツオ半身、マグロ250g、さば2本。値段は全部で85レアル、日本円で約2700円。日本では高級品のカラスミになるボラの卵は、サンパウロでは2腹600円ほどで売っている。
 私は、朝早く起きてお店の人に挨拶をしたり、果物を買ったりするのが好きだ。フェイラは私たちの生活に欠かせない。 ※…ヤシの芯

【取材・文・写真】福島文遥(The GRADED American School 11年生|サンパウロ|ブラジル)

Copyright (C) Kodomo Mirai Kenkyusho. All Rights Reserved.