2025/05/11
金子 葵
田中 瑞規
2024年12月14日、鹿又小学校体育館で、地域のみなさんのつながり、伝統を守り受け継つぐための「小ちいさなフェスティバル」が初めて開催された。児童と保護者、教員、 学校運営協議会委員(※)、ジュニア・リーダーサークル「アパッチ」のみなさん約 60名が集まった。
うすときねでもちをついた
まず、健康体操で体をほぐしてから、ジュニア・リーダーたちと、だるまさんの一日、手つなぎ鬼、方向おんち、ジェンカでじゃんけん列車、キャッチなどで遊んだ。もち米が炊きあがると、うすときねでもちをついた。うすときねは学校運営協議会委員の和田 奈津江さんが貸してくれ た。先生や児童たちみんなが、かわるがわるきねをもってもちをついた。 次に、ついたもちを柳の木の枝につけ、目玉木をつくった。目玉木はその年の子孫繁栄、五穀豊穣を願って、お正月に神棚に飾るものだ。小さくちぎったもちを丸めて枝の先をつつむ感じでつけた。
もちを小さくちぎって枝につけた
1年生の伊藤 紬さんは、「もちつきがしたかったので参加しました。ジュ ニア・リーダーがいろんな遊びを教えてくれて、じゃんけん列車が特に楽たのしかったです」、3年生の松川 芽生さんは、「いつも家で勉強しているので、みんなとたくさん遊べて楽しかったです。次はお菓子作づくりをしてみたいです」と話していた。PTA会長の櫻田 量一さんは「コロナでこのようなイベントができなくなりましたが、みんな楽しそうで、本当に開催してよかったです。子どもも大人も、地域の一員として、コミュニケーションを活発にしたいです」とうれしそうだった。鹿又小学校教諭の佐藤 哲平さんは、「まずはちいさな一歩を踏み出だそう、ということで『小さなフェスティバル』と名前を付けました。話し合あいのときには想像もしていなかったおもしろさがあり、とても楽しかったです」と話していた。
※学校運営協議会委員:学校だけでは解決できない課題を解決する人たち
【取材・記事】 金子 葵、田中 瑞規(鹿又小学校6年生)