2025/05/11
阿部 壮汰
阿部 竜ノ輔
渡波小学校では、昨年2月上旬、計画委員会の児童と先生が協力して、能登半島地震で被災した人たちを支援するた めに募金活動を行った。東日本大震災の時にいただいた支援への恩返しの気持ちを込めた。
募金は授業参観日と重ねて行われ、朝や休み時間に、クラ スごとに集まったお金を回収した。保護者からの募金もあわせて77,826円が集まり、石巻市社会福祉協議会に渡した。募金活動に参加した児童からは、「どれくらい集まるか不安だったけれど、とにかく、今は被災地を助ける!と思って活動しました」「少しでも恩返しできてうれしい気持ちです」「子どもがいる家族に、ご飯などに使ってほしいです」「トイレや医療品に使ってほしいです」などの声が寄せられた。計画委員会担当教諭の大坂 凌平さんは、「東日本大震災のことを どのように児童たちに伝えたらよいかといつも考えています。今回、当時の6年生たちが募金活動を提案した理由のひとつ に、東日本大震災の支援に対する恩返しという内容がありました。私たちの気持ちが伝わっていると知り、うれしかったです。震災を経験してない児童たちも、能登のみなさんを助けたいとがんばってくれました」と話していた。
募金活動のようす
【取材】阿部 壮汰、阿部 竜ノ輔(渡波小学校6年生)