2025/03/11
みっちゃん
ももちゃん
阿部勝味噌醤油醸造店は、宮城県石巻市流留にある老舗のお店です。2025年で創業100年を迎え、地元の風土を生かした伝統的な製法を守り続け、地域に根差した味を提供し続けています。同店の味噌は、厳選された宮城県登米産の大豆と米を使用し、天然醸造によってじっくりと熟成された深い味わいが特徴です。仙台みそに適した大豆「ミヤギシロメ」、「タチナガハ」を使用しており、地元石巻の食文化に合った調味料として、多くの家庭や飲食店に愛されています。震災を乗り越えながらも伝統の味を守り続ける姿勢が、多くの人々から支持されており、石巻の食文化を象徴する存在の一つとなっています。石巻を訪れた際には、阿部勝味噌醤油醸造店のこだわりの味をぜひお試しください。
阿部勝味噌醤油醸造店の阿部さんご夫婦は、石巻市立万石浦小学校の生徒を対象に味噌づくり体験の授業を22年間継続して行っています。この授業は、伝統的な発酵食品である味噌の魅力や食の大切さを子どもたちへ伝えるための貴重な学びの場です。このような体験学習を通して、子どもたちは「自分で作る楽しさ」「食の大切さ」「地域の伝統文化」を学ぶことができます。阿部さんご夫婦には、自然探検くらぶ にっかの活動に賛同していただき、「味噌づくり体験をしたい!」というお願いも快く受け入れてくださいました。味噌づくり体験の前には、味噌の歴史や味噌づくりの手順についてわかりやすく教えていただき、子どもたちは真剣にお話しを聞いていました。また、発酵期間の違う味噌を試食する体験では、子どもたちから「しょっぱ〜い」「これは甘いな〜」「麦って口に残るね」など様々な感想が止まりませんでした。味噌の魅力がいっぱい詰まった貴重な学びを発信し続ける阿部さんご夫婦の活動を今後も応援していきたいです。
みっちゃん:味噌づくりを始めたきっかけはなんですか?
阿部さん:最初は継ぐつもりは無かったのですが、色々なことが重なって継ぐことにしました。
みっちゃん:大豆や麹の種類によって味噌の味にどんな違いが出ますか?
阿部さん:大豆によって味が左右され、麹のでき次第で品質が左右します。
ももちゃん:自分の味噌の推しポイントはなんですか?
阿部さん:すべて宮城産の材料を使っていること。大部分が手作りであることです。
ももちゃん:昔ながらの味噌づくりで大切にしていることはなんですか?
阿部さん:他の味噌屋さんの作り方は分かりません。自分の家ならではの作り方を継いで行くことです。
ももちゃん
味噌をつくるのが初めてで、なにより作業をしながら子どもたちと関わることが楽しくていい体験になりました。昔ながらの味噌づくりや、地産地消をまじかで経験出来たことは自分にとってもいい学びになりました。
みっちゃん
実際に味噌づくりをするのは初めてでとても新鮮でした。実際に自分でつくったことや、たくさんの種類の味噌を味見したことで手間をかけて作る大切さや発酵の奥深さを実感することができました。発酵の仕組みを知ったことで、自分たちが作った味噌の完成がより楽しみになりました。
この取材は「自然探検くらぶにっか」の活動の一環としておこなわれました。