2024/07/11
田畑 良平
元旦に能登半島地震がおきた。能登半島地震の寄付金を集めていた人から、君なら集まった寄付金をどのような人に届けますか?と聞かれた。東日本大震災を経験した人なら良いアイデアを教えてくれるかもしれない。そこで、東日本大震災を体験した人に震災当時のことを伺った。
近藤 日和さん
近藤日和さん(25歳)は、東日本大震災の時、小学6年生で、門脇小学校にいた。「6年生は卒業のために3階のランチルームの掃除をしていました。地震がおこった時は、机が教室の端にあって、その下にかくれました。びっくりして何が起きているのかわからないまま防災無線を聞いていました。」津波が来るとは考えず、すぐ家に帰れると思っていたそうだ。「3月11日は雪が降っていて、上着を着ないで避難したので寒かったし、親の迎えがなかったので心配でした。」地震が起きた直後は食べ物がなく、炊き出しもできず、学校が始まってからも何もすることがなかった。「13年たった今でも災東日本大震災の影響があります。東日本だけじゃなくて、日本全体で災害について考えるのが良いと思います。寄付をするなら、自然災害に困っている人すべてにしたいです」と話してくれた。
取材をして考えた結果、仮設住宅に入って家電製品が無いと困ると思い、募金は日本赤十字社に寄付するのが良いと提案した。提案が通り、集まったお金は、日本赤十字社石川支部に送金された。
【取材・文】 田畑 良平(住吉小学校6年生)
こども記者:田畑 良平