2026/09/11
阿部 壮汰
7月6日、第65回石日旗争奪少年野球大会(主催:石巻日日新聞社)の決勝が石巻市民球場で行われた。決勝に勝ち進んだのは石巻ベースボールクラブと鹿又ベースボールクラブ。1-0の接戦を制した石巻ベースボールクラブが2年連続で優勝旗を勝ち取った。後日、両チームの監督と選手に話を聞いた。
写真:優勝を決めた大和 兼樹さんの投球|写真提供 石巻日日新聞社

近藤さん(左)、庄子さん(右) 開北小学校校庭にて(撮影:阿部 壮汰)
優勝した石巻ベースボールクラブ監督の近藤 真彦さんは、普段、消防署の救急救命士として働いている。指導者になってなんと22年!近藤さん自身もかつて開北小学校チームの一員としてこの石日旗杯に出たことがあるそうだ。「2連覇というプレッシャーの中、優勝できてうれしいです。練習が休みの日でも子どもたちだけで集まって練習するくらい、みんな野球が好きで一生懸命なんです」と話す。ふとした瞬間に子どもの成長を感じることが近藤さんが思う監督の面白さ。「これからも野球が好きな子どもが集まるチームでありたいです」と話していた。
キャプテンの庄子 一佐(しょうじいっさ)さんは、「決勝の相手チームの迫力がすごかったのですが、最後まで戦い抜くことができました」と優勝の喜びを語る。キャプテンとして、常に自分の周りを見て、良い雰囲気を作ることを心がけているそうだ。チームの目標は、最後まであきらめず戦い抜くこと。「みんなと野球する時間が少なくなってきたので、時間を大切に最後までやりきります」と意気込んだ。
最終回、マウンドで試合を締めくくった大和 兼樹(やまとけんじゅ)さんは、「今年も必ず自分たちで二連覇しようと思っていたので、優勝が決まった時、思わずガッツポーズが出ました」と話す。バッティングでは初球から振っていく、ホームランを打ってやる、という強気な気持ちで打席に立ち、ピッチングでは重要な場面ほど丁寧に投げるそうだ。投球面では球速110キロ。打撃面では打率5割を目標に掲げた。

左から菊地さん、佐々木さん、水越さん 鹿又小学校校庭にて(撮影:阿部 壮汰)
惜しくも準優勝となった鹿又ベースボールクラブ。監督の佐々木 裕さんは、負けはしたものの、子どもたちが強敵相手に1点差の勝負をしたことを絶賛した。「このチームの強みは、誰にでも思いやりを持ち、それを野球で体現していること、ミスをしても熱く、本気になれることです」と話す。「自分が指示を出さずに、子どもたち自ら判断した時がうれしいです」と佐々木さん。これからも自主的に動き、思いやりを持てるチームでいてほしい、と話していた。
キャプテンの菊地 逢大(きくちあお)さんは、「準優勝できてうれしいですが、ここで満足せず次の大会につなげたいです」と言う。チームをまとめる上で、みんなのようすを見ながら自分のプレーに集中し、背中で引っ張っていけるように心がけている菊地さん。「チームが一丸となり、楽しく声を出して勝ちたいです。自分はもっと打率を上げてチームに貢献したいです」と話していた。
捕手を務める水越 大翔(みずこしはると)さんは「準優勝できてとてもうれしいです。ホームベースから見ていると、このチームは全球に声を出し、がむしゃらにプレーするのが良いところです」と話す。「今シーズンの残りの試合で、チームが勝利できるよう貢献したいです」と次の勝利に向けて意気込んだ。
【取材・文・写真|阿部 壮汰 渡波中学校2年生】
写真提供 石巻日日新聞社
こども記者:阿部 壮汰