志をもって学習や活動に取り組むことの尊さを学び、未来を生きる力を育成するために行なわれた石巻市子どもの未来づくりフォーラム。第一部は子どもたちの話し合い、第二部は「石巻焼きそばの歴史」についてと試食、第三部はパネルディスカッションが行われた。
第一部は、6~7人のグループで、将来の夢を発表した後、未来の石巻を想像し、それを実現するために必要なことについて話し合った。石巻にテレビ局をつくるというおもしろい案、多くの人が交流できる施設を作るなどの案が出た。髙橋輝良々さん(石巻小学校6年生)は、「今まで石巻全体のことを考えたことがありませんでしたが、これからは考えながら行動していきたいです」と言っていた。
第二部の「石巻焼きそばの歴史」では、石巻茶色い焼きそばアカデミーの木村均さんが、石巻焼きそばの麺がどうして茶色くなったかについて話し、試食が行なわれた。第三部のパネルディスカッションでは、石巻で活躍中の尾形和昭さん(街づくりまんぼう 副社長)、木村美保子さん(ゼン・インターナショナル 社長)、今野英樹さん(今野梱包 社長)、コーディネーターの松村豪太さん(ISHINOMAKI
2・0 代表理事)の4人が、どのように夢を実現してきたか、これから子どもたちが夢をかなえるには何が必要か、体験をもとに語った。何ごともプラスに考える、今を大切に、などたくさんの大切なメッセージがあった。阿部洋都さん(雄勝小学校6年生)は、「今日お話を聞いた4人のみなさんのようになりたい」と言っていた。子どもたちが語った将来の夢、未来の石巻が実現してほしい。そのために、子どもたちから未来の石巻についてのアイデアを発信していきたい。