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進化する石巻 ISHINOMAKI2.0との座談会より

(左から)千葉隆博さん、渡邊享子さん、松村豪太さん

座談会に参加してくれた人
ISHINOMAKI2.0 代表松村豪太さん、渡邊享子さん、千葉隆博さん
 石巻2.0のまつむらごうたさん、わたなべきょうこさん、ちばたかひろさんにお話を聞きました。石巻2.0は昨年の6月にできました。メンバーは、まつむらさんや、おすしをにぎっていたちばさん、東京にすんでまちづくりの勉強をしていたわたなべさんのほか、けんちくかやホームページをつくる人、芸のう人といっしょにざっしを作ったり、CMを作ったりする人などです。石巻出身の人のほか、石巻のそとからきた人も多いそうです。前の石巻よりもっといい町を作ろうと思っていて、前の石巻が1.0だとしたら、その次の町を作ろうと思って2.0にしたそうです。
 「ビルのかべでえいがのじょうえいなどできればいいな」と思っていると、ちょうどいい白いかべのビルがあり、昨年の7月にえいが祭をやりました。ふっこうバーというお店も手作りでつくりました。2.0のベンチも石巻工業高校の生徒たちといっしょにつくりました。
 ちばさんは「好き嫌いせず人と交流しよう。会って話してみたら、おもしろくなるかもしれないよ」と言っていました。

石巻2.0は「クリエイティブ(創造的)な何かを作る」という考えのもと活動している。代表の松村豪太さんは、「活動も町もみんなが自由に意見を言えてつくれる。人とのコミュニケーションを大事にしてつくる」と言っていた。石巻2.0の方針は、石巻日日こども新聞の活動や内容に似たようなところがある。新聞作りには必ず人との交流があり、人との関わりがないとつくれない。みんなが意見を言ってコミュニケーションをとり、聞き入れて創り上げていく新聞は、コミュニケーションの結晶だ。石巻2.0には、石巻に興味があったり、ものづくりが好きだったり、石巻を応援したい人など、いろんな人が集まっている。そして、石巻のいろんな人と関わっている。
 「まずやってみる」「あたって砕けよ」精神の石巻2.0の活動を知りたい方は、石巻2.0の発信するラジオ番組「リアルボイス(ラジオ石巻FM76.4、毎週水曜12時半~13時)」を聞いてみてほしい。ネット放送もあるそうだ。ウェブサイト|http://ishinomaki2.com/

文:加藤 光(石巻好文館高校2年生)、山口 莉子(山下小学校3年生)

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