9月19日、石巻日日こども新聞のこども記者たちが、ゆでたまごのからを使ったモザイクアートを作り、ネパールに届けると聞いて、私は東京から参加した。石巻の子どもたちが、同じように地震の被害にあったネパールの子どもたちを元気づけようとするのがとてもよいと思ったからだ。
「たまごプロジェクト」は、日本に15年住んでいるネパール人のジギャン・クマル・タパさんが、ネパールの子どもたちにゆでたまごを送るプロジェクト。ネパールでは、学校に通える人はとても少なく、字が読めない子どもたちが多い。そして、4月25日の大地震で、町や学校が壊れて、ますます学校に通えなくなった。
子どもたちは十分な食事をとることもできない。そうした状況をなんとかしようと、タパさんは、子どもたちにゆでたまごを届けることにした。たまごは栄養たっぷりなので元気が出る。中身を食べると、からが大量に出るので、それを使ってモザイクアートを作ることができる。
今回みんなで作った作品は、日本の子どもたちが、ネパールの子どもたちに元気になってほしいという気持ちをこめて作り、すぐにタパさんがネパールの学校に届けてくれた。来年 1月頃にはネパールからの返事が届く予定だ。 150円で日本からネパールの子ども1人にゆでたまごを届けることができる。私たちのお小遣いでもできそうだ。
たくさんの子どもたちにたまごと笑顔を届けるためにぜひご協力をお願いします。