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楽しい読み聞かせをとどけたい

 「そよかぜのおはなし」は、石巻市立万石浦小学校で毎週火曜日の朝に読み聞かせボランティアを行っているグループだ。1999年6月にスタートし、今年で18年目。現在のメンバーは14人。もともと保護者のみなさんが始めた。
 「子どもたちがとても喜んでくれます。続けていくために、在校生の保護者にも参加してもらえるようにしたいと考えています」とメンバーの土井珠恵子さん。
 昨年からは「はるまつり」「あきまつり」という新しいイベントも始めた。体育館に4つのコーナーを設置し、テーマの違う4種類の読み聞かせを行う。毎回、一番人気は「怖い話」だ。本の内容にあわせてかざりつけをするなど、いつもとは少しちがった読み聞かせが体験できるので子どもたちから大好評だ。
 同メンバーの阿部慈子さんは、「子どもたちの笑顔が見られることがなによりもうれしいです。これからもたくさんの本を読んでレベルを上げていきたいと思います」と話していた。

【取材・文】龍田 侑樹(赤井小学校4年生)

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