北上川とエネルギーの旅2023
親子で考える地域のみらい その①
旅を企画したわけ
石巻日日新聞が伝えたいきもち

2023/12/26

「親子で考えようSDG’S北上川とエネルギーの旅」は2009年から石巻日日新聞社がテーマを変えて実施している。今回で8回目となった。企画した石巻日日新聞社に、どうして企画したのか聞いた。

お話 専務取締役 秋山 裕宏さん


石巻日日新聞社は石巻市、東松島市、女川町の2市1町エリアで、毎日7,000部発行されている夕刊だ。大正元年に始まり、今年で111年目になった。戦争で国から新聞の発行を止められた時以外、毎日発行している。去年5月、3万号を突破した。新聞の他にも「んだっちゃ!」というフリーペーパーを発行している。「地域を豊かにするために、情報を伝える努力をしています」と秋山さんは言う。

2009年に女川原子力発電所PRセンター見学会を企画し好評だったことがきっかけで、毎年、バスツアーを企画している。東日本大震災や新型コロナの流行でできなかった年もあったが、今回でこの旅は8回目となった。「家族で地域のすばらしさを知ってほしいと思います。思い出を共有して、地域の良さを家族で話す機会になればうれしいです」と秋山さん。これからもずっと続けていきたいそうだ。

親子で地域について知るすばらしい機会

今回は「北上川」と「エネルギー」「SDG’S」をテーマにした。移動するバスの中では、石巻日日新聞社の渡邉 裕紀さんによるわかりやすいSDG’Sのお話も。SDG’Sは2030年までに達成しようと世界中の国が協力している17の目標であること、食べ物を残さず食べるというような身近にできることもたくさんあることも教えてもらった。

参加した齋藤 央介さん(石巻小2年)は、「使わないところの電気をこまめに消すようにします」星 愛梨さん(向陽小1年)は「電気を作るのが楽しかったです」と話していた。保護者の齋藤 愛さんは、「旧北上川のことを意外に知らないと気がつきました。子どもたちには、身近な自然を大切に、資源をむだにしないようにすることを伝えていきたいです。」土佐 貴弘さんは「子どもたちには、震災の時に大変だったことを伝え、また震災が発生した時に、今までの経験を活かせるようになってほしいと思います」と話していた。

石巻日日新聞社  https://hibishinbun.com/

【取材】阿部 竜ノ輔(渡波小学校5年生)

【竜ノ輔記者のおすすめ】来年の旅で行きたいところを秋山さんにお願いしました。まだ秘密です。ぜひ参加してください!

こども記者:

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