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第2回 Tudo Bem? お元気ですか?

熊本県文化交流協会

2018で60周年を迎えるブラジルの熊本県人会は、ほぼ毎月イベントを行っている。5月には、今年2回目の「ふりかけ祭り」と、毎年恒例の「運動会」を行った。「ふりかけ祭り」とは、日本からふりかけを送ってもらい人気投票を行うお祭り。参加者が多く大成功。また、運動会は、ブラジルにある九州8県の県人会が一緒になって行われ毎年多くの参加者が集まるという。ブラジル時間で4月13日に発生した熊本地震のニュースを聞き、熊本県人会ではすぐに募金を集め熊本に送ることに決めた。日系社会や他の県人会などに呼びかけたところ、多くの人が募金に協力してくれた。駐ブラジル日本国大使館の梅田邦夫大使や在サンパウロ日本国総領事館の中前隆博総領事も、直接、熊本県人会まで足を運び、日系社会あげての支援活動になった。田呂丸さんは「1日でも早く、熊本の美しい自然、熊本城、県民の明るい笑顔が元に戻ってほしいです」と熊本にエールを送る。また、赤木さんは、「東日本大震災の時には支援を届ける側でしたが、今回の熊本地震では支援を受ける側となりました。改めて自分たちの中に流れている日本の血の強さ、想像していたよりも強い日本の心に感動しました」と話していた。日本はブラジルの反対側にあるが、ブラジルから多くの日系人のみなさんが、心のふるさとの復興を強く望んでいる。

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