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【Tudo Bem? お元気ですか?】第6回 ジャパン・ハウス

ヒノキ材の外壁は日伯文化融合の象徴だ

日本の魅力を表現するために日本の外務省が設置を進める「ジャパン・ハウス」が、ブラジル・サンパウロに開館した。今後、ロンドン、ロサンゼルスにも開設される予定だ。
 ジャパン・ハウスのデザインは建築家の隈研吾さん。ファサード(建物の正面)はヒノキ材を使って組まれていて、ビルが多いパウリスタ大通り(※1)の中では木材がひときわ目を引く。
 オープニングセレモニーにはブラジルのミシェル・テメル大統領や、日本の麻生太郎副総理が訪れた。6日に一般公開されると、4200名が来館。7日には、オープンを記念して、音楽家の坂本龍一さんと三宅純さんがイピラプエラ公園(※2)で野外コンサートを行った。坂本龍一さんのステージには、ブラジル人のアーティスト・モレレンバウム夫妻も出演し、約1万5000人が集まった。
 ジャパン・ハウスには、竹を使用した作品や日本の商品、日本酒などの食材が展示されている。館内にはカフェがあり、本を読みながらコーヒーが楽しめる。日本食レストランもある。日本をより身近に感じ、気軽に日本文化にふれる機会が増えることだろう。

【取材・文・写真】福島文遥(The GRADED American School 11年生|サンパウロ|ブラジル】

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