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世界中に「ありがとう」を伝えたい

ミュージカルのプロデューサー・寺本建雄さん

 ミュージカル「とびだす100通りのありがとう」のドキュメンタリー映像の上映会が3月20日に遊楽館(石巻市北村)で開催された。このミュージカルは、東日本大震災で被災した人が、支援してくれた世界中の人たちに「ありがとう」を伝えるための作品だ。
 このミュージカルを制作した寺本建雄さんは昭和21年生まれの70才。ミュージカル「とびだす100通りのありがとう」では、シナリオから演出・音楽までのすべてを担当している。
 東日本大震災が起きた時、東松島市に住んでいた寺本さんの友達が「支援してくれた世界中の人たちにありがとうを伝えたいが、どうすればよいか分からない」と言っているのを聞いてひらめいた。世界中にありがとうを伝えるために、そして、東日本大震災のことを1000年後まで語り継ぐために、ミュージカルにしようと考えたのだ。
 震災から半年後に練習を開始。出演者112人は全員、震災の被災者だ。2012年3月に東京銀座ブロッサム(東京都中央区)で初めて上演された。この公演は、秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さまも鑑賞された。
 今までこのミュージカルを上演するために石巻地区の人にたくさん協力してもらったが、石巻で上演したことがなかった。そのため舞台の様子を撮影した映像の上映会を開催した。
 「このミュージカルを通してたくさんの友達ができました。出演者のみなさんとは、今後も交流を続けていきたいと思っています」。と寺本さんは話す。

【取材・文】須田恵理子(住吉小学校3年生)・野口水鈴(矢本東小学校6年生)

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