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レジェンド アンディ・コールから 夢のパス

ニコニコ笑顔のアンディ・コールさん

サッカーの母国 イングランドから
 2014年3月31日、ワッセ仙台(宮城県仙台市)で、「カゴメ リジェネレーション・チャレンジ サッカースクール supported by マンチェスター・ユナイテッド」が開催された。東日本大震災で被災した子どもたちを元気づけるために、マンチェスター・ユナイテッド基金CEOのジョン・シールズさんと、元選手のアンディ・コールさんが来てくれた。
 ジョン・シールズさんが子どものころは、このようなサッカー教室はなかった。「子どもたちは道でサッカーをしていました。誰も教えてくれる大人はいなくて、サッカーボールを持っている子どもが人気者でした。その子のまわりに集まって何時間でも遊んでいましたよ」。
 マンチェスター・ユナイテッドのジュニアユースは、始めにボールにさわり、だんだんレベルをあげていく。8歳―16歳まで練習をして、16歳でうまいとプロになれるそうだ。でも、プロになるには学校でしっかり勉強することが条件だ。サッカーの練習は足でするだけではなく、目と耳も使う。目でしっかり選手のプレーを見て、耳でコーチの話を聞くことだ、とシールズさんが教えてくれた。
 アンディ・コールさんは小学1年生ぐらいのときにリフティングが10回はできた。「リフティングがうまくなる秘訣は、とにかく練習することです」と言うコールさん。目がキラキラ輝いていた。「緊張しない魔法と、サッカーが上手になる魔法をかけて下さい」とお願いしてみたら、少し考えて、握手をしてくれた。その手は大きくて力強かった。
 学生のころ、宮城県でプレーしていた香川真司選手について、シールズさんに聞いてみた。「香川選手は、ボールさばきが上手で背番号10番(※)以上のすばらしいプレーをしています」。日本の選手がほめられてうれしく思った。また来年も宮城に魔法をかけに来てほしい。

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