8月3日から8日まで、東松島市立大曲小学校6年生14人が福岡県福津市津屋崎を訪れた。東日本大震災の影響で、海で遊べない宮城の子どもたちを、浜辺の町・津屋崎に招き、ホームステイを通して交流することを目的に、全労済福岡県本部が企画した。今年で4回目ということだ。
福岡県は、面積は宮城県より小さいが、人口は宮城県より多い。昔ながらの風景が残る街並みだ。学問の神様「菅原道真」が祀られている太宰府天満宮がある。梅が有名。重さ5トンの世界一重い「しめ縄」がある宮地嶽神社は、鳥居前から坂を下った一直線上にみられる夕日が美しい。
「博多独楽」という伝統工芸品の曲芸用のこまは、3年もかかって作られる。「八女茶」というお茶もある。お湯の熱さによって苦味が変化する。郷土料理には「鶏すき」という野菜がいっぱい入った鶏肉入りの鍋料理がある。卵をつけてたべるすき焼きだ。宮城ではあまり見ない魚もいて、私たちがよく食べる「ほや」はあまり食べないそうだ。福岡の人はみそラーメンをあまり食べない。ラーメンといえば「とんこつ」なのだ。
ホームステイをした津屋崎の海はとても透明できれいだった。津屋崎のみなさんと家族のように楽しく交流することができた。津屋崎では、「大丈夫」という時に、「大丈夫やけん」、「どこに行くの?」は「どこに行くと?」と言う。食べものも言葉も違うところが多かったけれど、福岡の人たちはとても明るくて、話せば気があって、すぐに仲良くなることができた。 海水浴だけでなく、バーベキューをしたり、花火をしたり、「クバーラ」というマダガスカル式鬼ごっこを教えてもらったり、5日間、楽しいことをたくさんいっしょにしてくれた。
招待してくれた全労済福岡県本部のみなさん、ホストファミリーのみなさん、ありがとう。今度は宮城に来てほしい。
【取材・文】大曲小学校6年生|阿部航大・安倍吉祥・石川凌雅・遠藤成奈・大江優斗・柏木心寧・北浦嗣士・熊谷和奏・小俣翔太郎・齋藤大耀・佐藤琴羽・高橋一斗・高橋美裕・茂木萌