2014年10月5日、とうとう稲刈りの日がやってきた。天気はくもり。とても寒かった。一人ひとりにかまを渡され、手作業で稲刈り。大変だった。昔の人は、機械がなかったので、とても大変だっただろう。
今から約380年前、新田開拓のために、丸森(宮城県伊具郡丸森町)から太田俊治さんのご先祖さまは、蛇田(石巻市蛇田)に移住してきた。それが米の太田屋さんの始まり。それから現在まで、代々農業を生業としてきた。
今、お肉や牛乳を食べられない人がたくさんいる。アレルギーという症状だ。太田さんは、なぜアレルギーになってしまうのか考えた。「農薬が原因ではないかと思いました」と太田さん。そこで、自然の草や木からヒントを得て、木村秋則さん(※1)というリンゴ農家さんに教えてもらい、無農薬無肥料の米栽培をはじめた。 太田さんは、「おいしいお米が食べたい」「無農薬のお米が食べたい」といったお客さんの声にあわせてお米を作る。するとお客さんが喜んでくれる。太田さんのお米を食べることによって、心が朗らかになり、豊かになる、体が丈夫になる、とお客さんに言われるそうだ。実際に太田さんのお米を食べてみた。とても甘い味がして、おいしかった。心が朗らかになりそうだと思った。
昨年、神戸山手女子中学・高等学校インターアクトクラブのみなさんからお米をいだいたお礼に、お米のパッケージを作って、このお米をプレゼントした。おいしくたべてくださいね。
※1 木村さんは、世 界で初めて無農薬無 肥料のリンゴ栽培に 成功した。