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おつかれさま門脇小学校 142年で15398人の卒業生

昭和のはじめ・・・

 門脇小学校は明治6年にできて、旧石巻市内では一番長い歴史を持つ小学校だ。今、門小学区の南浜地区には、住宅やお店があったところに雑草がたくさん生えている。震災後は何もなくなってしまい悲しい。南浜地区に住んでいた子は他の学校に転校してしまった。学区内の子どもが減ってしまったので、門小は今年度で閉校し、石巻小学校と一緒になることになった。私は最後の卒業生だ。
 震災後は、門脇中学校の3階を間借りした。その後、門中の校庭にできた仮設校舎で4年間勉強した。プールは歩いて山下小学校と石巻小学校に行った。授業時間は中学校と時間が合わないので、チャイムがならない。時計をみて行動した。
 私の家族は4代そろって、門小出身。ひいおばあちゃんは昭和9年、おじいちゃんは昭和34年に卒業。お母さんは昭和54年に入学して、1年間在学。ひいおばあちゃんのお父さんは門小の先生だったそう。卒業式は3月19日、閉校式は3月22日に行われる。門小最後の卒業生になる武川まゆさんは、「今までの卒業生の代表として責任を感じています」。尾形凌太さんは、「大事な式なので、気を引き締めて頑張りたいです」と話す。門脇小学校、142年間、おつかれさまでした。

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