石巻市のおとなり、東松島市でおいしいものを作っている人を発見して届けてくれるのが「東松島食べる通信」。今回は、いちご農家の佐藤雄則さんを一緒に取材しました。
佐藤雄則さんは東松島市の大曲地区でいちごを作っている。いちごの栽培は11月中ごろから6月中ごろまで。一番多い時には一日500㌕ものいちごを10人で収穫するそうだ。
いちごは、昼間、温かくしてあげると葉で栄養を蓄えて大きくなる。また、いちごハウスには、夕方5時から8時ごろまで赤いランプがついている。いちごに春だと思わせ、成長を早くするためだそう。
佐藤さんのいちごハウスは1つあたり5000平方㍍。オリンピックの競泳用プール4個分の広さだ。ハウスの中でハチが飛んでいる。花に受粉させるためだ。きちんと受粉しないと形の悪いいちごができてしまう。このハチは「クロマルハナバチ」といって、日本のハチ。気温が低くても飛んでくれる働き者だ。
佐藤さんが育てているいちごの種類は2つ。「もういっこ」と「とちおとめ」。もういっこは香りがいい。とちおとめは酸味があって、すっきり食べられる。「ヘタのところまで赤いいちごがおいしいですよ」と佐藤さんが教えてくれた。
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【取材・文】小俣翔太郎(大曲小学校5年生)
【写真】三浦絆那(大曲小学校2年生)
【協力】東松島食べる通信