「ゆぽっぽ」は、温泉でポッと温まるというのと、列車がポッポーと走るイメージからつけられた。震災前、女川駅のとなりにあった「ゆぽっぽ」が、新しい女川駅と同じ建物内にリニューアルオープンした。
建物は建築家の坂茂さんが設計したもので、女川町の鳥「うみねこ」が羽ばたいている様子を表している。屋根は、東京ドームと同じ素材だ。浴場ではニューヨーク在住の日本画家・千住博さんが描いた富士山の絵、牡鹿半島をイメージした「鹿と泉」、町の人などが描いた花の絵を見ることができる。「真っ白からはじめる」という意味を込めて白いタイルが使われていて、絵は女川のイメージカラーの青で描かれている。タイル一つ分の大きさで、千住さんのサインがあるので探してみてください!
【取材・文・写真】木村ひな子(桜坂高校1年生)・齋藤小枝(湊小学校6年生)・酒井理子(門脇中学校1年生)・村松鈴音(門脇中学校2年生)